低料金サロンで働いてみた【美容師】

低料金サロンで働きたいけど一般サロンとは違うのかな?
求人はたくさん出てるみたいだけど…

以上のように美容師が低料金サロンで働く質問にお答えしていきます

お客様側ではなく美容師さん向けの内容になっております

お客様向けは前回の記事をこちらからどうぞ

 ✔この記事の内容

  • 一般サロンとの働き方の違い
  • 低料金サロンで働くメリット・デメリット

ちなみに私は一般サロン➡低料金サロンに勤めていた元美容師です

ここ最近チェーン店と呼ばれるサロンが続々と増えている現象にあります

つまりその分消費者の需要が高まっているからだといえます

本記事では、低料金サロンで働く美容師について詳しく解説しました

この記事を見るとあなたがどんなお店で働きたいのか明確にイメージがつくでしょう

どこに重きを置いてるかによって一般サロンが向いているか、低料金サロンが向いているかが変わってきます

選び方を失敗しないためにも是非ご覧ください

目次

低料金サロンと一般サロンとの違い

  • 予約がない
  • 指名がない
  • 定休日がない
  • 県内に何店舗もあるチェーン店である

まず基本的な違いはお客様側からも分かると思います

ではここで美容師視点になると働き方がどう変わるのか見ていきましょう

予約がない

予約がないという事はその日が忙しいのか、ゆっくりなのかが全く分かりません

ゆっくりしていたのに急に忙しくなるのも日常茶飯事です

そのため臨機応変に対応しなくてはいけません

お客様は早い安いを求めているので待ち時間が長いのを嫌います

一般サロンでは混み合っていると予約をお受けできないのに対して、

低料金サロンでは来るもの拒まずでお受けする事になります

するとどうなるか分かりますか?

何人ものお客様を掛け持ちしながらサロンワークする事になるのです

(例)カラーを塗布する➡放置タイム中に新規のカット1人終わらせる

  基本的に放置タイムを利用して他のお客様を施術します

上記のケースはシンプルな掛け持ちで、

カラー➡パーマだった場合はもう少し複雑になるので時間配分が大事になってきます

心に余裕がなくてパニックになりそう…

慣れないうちは正直大変かもしれません

混み合った時に冷静な判断を、瞬時にする事が求められます

解決策としては、

  • 暇な時も忙しい時と同じようにスピードアップして作業をする
  • 常にサロン全体のお客様や流れを把握し、手元だけの作業にとらわれすぎない
  • 次にすべき事を予測しながら作業する

これらの事を日頃から心がけるだけで、忙しくなっても落ち着いて冷静な判断ができるようになります

スピードアップ=慌てる・雑になるではありません

無駄な仕草や行動を減らして、作業をシンプル化させるのです

指名がない

指名がないという事は誰がどのお客様に入るのか常にランダムになっています

その時々のタイミングで手が空いたスタッフから新規のお客様に入るのです

そのため前回はあのスタッフが入ったけど今回は自分が入ったというような現象が毎日起きます

え?なんで前回の人が入らないの?と初めは驚くかもしれません

指名がないという事は自分のお客様はいませんしお店みんなのお客様であるのです

毎回入るスタッフが変わると、自分達以上にお客様の方が不安である事を頭に入れておく必要があります

常連のお客様に関しては長く勤めていると好みや『いつものように』が分かるようになりますが,初めは手探りで情報を得なくてはなりません

お客様が求めているものを把握し、そして提案することが効率よくできるになります

鍵を握る方法としては、

  • 前回からどのくらい経っているのか➡何㎝伸びているか予測できる
  • 前回よりもどうしたいのか➡短く、軽くするなど
  • これからのビジョンはあるのか➡~まで伸ばしたいなど

これらの情報を得る事です

慣れないうちは画像やヘアカタログを見せて、完成形がこのようになると提示して確認をとるといいかもしれません

このような流れをとる事で、お客様の不安もなくなり自分自身も迷いなく切る事ができるのです

結果スピードアップに繋がりますよね?

定休日がない

一般サロンでは定休日があり、毎週同じ曜日が休みなのに対し,低料金サロンでは定休日がありません

基本的には毎日お店が開いています

従ってスタッフの休みはシフト制になっており不定休となるのです

そのためシフト表やカレンダーを見て管理しておく必要があります

『今日はAさんとBさんが休みで、明日はCさんとDさんが休みかぁ』

というように,毎日のように入れ替わっているので一般サロンの時とは違う不思議な現象が起きます

言い方を変えると、自分が休みの時もお店は開いていて誰かが働いているのです

シフト制が故に大変だと感じる事があります

それは、

  • 病気や風邪などでの欠員が出た時
  • 何らかのトラブルや事情で休みの変更を強いられた時です

急きょ欠員がでるのは仕方ない事で避けては通れません

ただ最低限の人数でシフトが組み込まれているので、欠員がでると1人1人の負担が大きくなります

この事が頭にあるので、自分が体調悪くても休みにくいと思うのが少なからずあるのです

そしてお店側やスタッフの都合により休みの変更を強いられる場合があります

例)Aさんが胃腸炎で○日まで休みの為、その間スタッフが少なくなるので休みをずらして欲しい

大事な予定がない限り変更もあり得る環境であると覚えておいてください

チェーン店である

低料金サロンは県内に何店舗も構えていていわゆるチェーン店であります

するとどういう事が起こるでしょうか?

エリア内の人員不足している店舗にヘルプで行く事が度々あります

会社のマニュアルが徹底されているのでどこの店舗に行っても問題なく仕事ができるようになっています

道具やお薬が置いてある場所からカルテの書き方まで統一されているので初めて行く店舗でも安心です

ヘルプではなく中には別の店舗へ異動する人もいます

独身の男女や既婚の男性社員に多い傾向です

寮を完備している低料金サロンも多いので経済的負担も少なくてすみます

家の事情等で引っ越しをしてもチェーン店なので会社を辞める事なく近隣の店舗に異動する形で働く事ができます

一般サロンであった場合、会社を辞めずに働こうと思うと通勤が大変になりますがチェーン店ならではの強みだと言えます

低料金サロンで働くメリットとは?

以上で一般サロンと低料金サロンとでの働き方の違いが分かったかと思います

あなたはどちらが自分に向いていると思いますか?

これらの違いを踏まえて低料金サロンで働くメリットとは何でしょうか?

一般サロンにはないメリットがあるのかな?

  • お給料がいい
  • 集客をするための営業がいらない
  • 時間にキッチリしているため残業が少ない
  • 週休二日の所も多い

お給料がいいのと休みが多いのは一般サロンから低料金サロンに移る大きな理由ではないでしょうか

固定給が一般サロンよりも高く設定されているようです

一般サロンでは個人売上を上げるためにメニューをプラスして単価アップをしたり、店販を勧めたりと営業トークが必須でありますが低料金サロンではその必要がありません

その分、数をこなして回転率を上げているのです

休みに関しては私が以前勤めていた所は完全週休二日制でした

お給料と休みが私が1番感じた最大のメリットです

残業もほとんどなく時間になったらキッチリ帰れるのも会社員として嬉しいですよね?

サービス残業当たり前だった一般サロンでは考えられないです

たまに残業になってもキッチリ残業代もついていたので納得はいってました

仕事の作業量は一般サロンの時と比べると2倍3倍はあります

しかしながらその分お給料に還元されるし、お休みも多いし時間とお金に重きをおいているならば低料金サロンが圧勝であります

低料金サロンで働くデメリットとは?

もちろんいい事ばかりではありません

低料金サロンならではのデメリットも見てみましょう

  • 流れ作業にやりがいを感じない
  • クレームが多い
  • 今からという若手には不向き

デメリットの要因もかなり大きいね…

そうなんです!!

デメリットこそ注意して見て欲しいです

給料がいい=数をこなす=流れ作業

このようになってきます

一般サロンのように心地よい空間作りや接客が必要ないため、作業が淡々とこなす事になります

工場の流れ作業のように次から次へと新規のお客様を施術していくのです

そのためいろんな技術を学びたいと思う若手の美容師には不向きであると思います

低料金サロンで勤める人は一般サロンである程度経験を積んで来た人が多いです

どちらかというと新しい技術を覚えたいというより稼ぎに来ている目的が大きいからです

美容師本来の目的である、お客様に最高のサービスや技術を届けたいという事が低料金サロンでは趣旨が異なる為やりがいを感じないかもしれません

低料金サロンでお客様が求めるものは早い・安いだからです

1日で施術する数が多いのでその分クレームが多いのも事実です

早いばかりを意識しすぎると、少しの意思疎通のすれ違いだけで切りなおしやクレームにつながるので注意が必要です

低料金サロンでは指名のお客様がいませんし、いろんなお客様にランダムに入るので一般サロンのように自分が思ういいお客様ばかりではない事を覚えていて下さい

まとめ

いかがでしたでしょうか?

一般サロンにも低料金サロンにもメリット・デメリットがあります

1番大事なのはあなたがどうなりたいか?

どこに重きを置くかです

働き方が全く変わってくるので正直な所働いてみないと合うかどうか分かりません

ですがその判断材料として少しでも参考になれればと思います

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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